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春季短期留学 | スコットランド地域研究 エジンバラ大学

 

1)はじめに
  今春、2月27日から3月27日の期間にイギリスの短期留学プログラムに参加した. 本プログラムは全学教養科目として企画されたもので、スコットランドの歴史・文化・社会に関する地域研究(リサーチプロジェクト)を行いながら、英語でアカデミックスキルを伸ばすことが目的である. 歴史に名を残す人材を多く輩出するスコットランド、そして、世界遺産の街・エジンバラならではの研修であった.
 
 
2)プログラムスケジュール
   2月29日から3月25日までの4週間で、月曜日から金曜日が授業であった. sessionA(9:15-10:45) sessionB(11:15-12:45) sessionC(14:00-15:40) の3コマの構成で、水曜日と金曜日以外はsessionCまで授業を受けた. 午前の部(sessionA,B)ではAcademic Skillsの授業があり、Writing, Reading, Listening, Seminar Skills, Speaking という大きなカテゴリーに分けられて4週間で網羅できるように構成されていた. またShort EssayやPostar Presentation、Student-led Seminarなどが課題としてあげられ、個人・グループで取り組んだ. 午後の部(sessionC)ではAcademic Research Projectの授業で、渡航前から準備していた各々のリサーチテーマを進めるための講義が行われた. ゲストレクチャーやツアーもあり、その詳細は以下に記す.
2月29日 City Tour with Mentor
3月2日   Class Visit to National Museum of Scotland, Ceilidh(Scottish party with Lunch and Dancing)
3月4日   Guest Lecture: Introduction to Scottish History
3月9日   Class Guided Walk and Talk: Scottish Parliament
3月11日 Guest Lecture: Introduction to Scottish Politics
3月17日 Guest Lecture: Environmental Sustainability
 
3)移動方法
   往路: 関西国際空港 23:35発→Dubai Airport 05:45着 07:20発→Glasgow International Airport 11:30着→バスにてEdinburgh市内 (エミレーツ航空利用)
   復路: Edinburgh市内からバスで空港へ→Glasgow International Airport 13:00発→Dubai Airport 00:30着 03:00発→関西国際空港 17:10着 (エミレーツ航空利用)
 
4)滞在方法/環境
 Short Term VISAを取得. 4週間ホームステイ 朝食:毎日 昼食:なし 夕食:一週間に4回 家から学校までバスで15分ほど
 
5)アカデミックスキルでの課題
   ⊡Writing about my partner: 2人組になり、質問をしあった後に相手の紹介文を書く
   ⊡Wtiting a Summary: 色が人間にもたらす影響に関する記事を読み、要約文を書く. 
   ⊡Postar Presentation: 小グループでスコットランドに関するテーマを決め、ポスターを作成. 授業ではポスターの作成者がhostとなって、visitorからの質問やコメントに答える形式. グループごとに感想や反省点を述べ、全体で共有.
   ⊡Writing about Scottish Economy: 授業内で取り扱われたスコットランドの経済の資料から、自分自身で短いレポートを書いた.
   ⊡Short essay: 与えられた複数の題材から1つを選択してレポートを書く. ここではより学術的な技術を出力することが求められ、表紙、文章校正、出典、レイアウトの工夫が必要だった. 選んだ題材は"Stress is now a major problem in many countries around the world. What are some of the factors in modern society that cause this stress, and how can we reduce it?"
  ⊡Seminar Presentation: 各自で自分のテーマを決め、リサーチをした後プレゼンテーションとディスカッションをグループで行う. その時の自身のタイトルは"The Problem of the Obesity in the UK" で、英国の健康問題の一つである肥満を取り上げた. 各々の発表後は感想や反省点を述べ、全体でフィードバックを行った.
  
6)リサーチプロジェクト
  各々が調査したいテーマに沿ってリサーチをし、最終的にはプレゼンテーションを行った. 関連のあるテーマを持つ者とグループになり、調査をした. 自身のテーマは"Students Studying Physiotherapy in the UK and Japan" で、文字通り理学療法学を学ぶ学生の比較を行うのが目的だった. しかし実際には特定の2校(自身の通う大学とエジンバラ市内の某大学)での学生比較となった. 日本の学生からはGoogleアンケートで回答を得て、エジンバラの学生にはアンケート用紙で回答を得た. 共通する質問内容は、「何故この学問を専攻したのか」「将来どの分野で活躍したいか」「理学療法士として最も重要な要素は何か」で、それに加えてエジンバラの学生には「専門科目は何か」「一週間にどれだけ授業があるのか」「医療施設での実習はあるのか」を問うた. 最終的なプレゼンテーションは一人10分が持ち時間で、発表後にクエスチョンタイムがあり、聞き手は評価シートを記入した. 
   
7)自由時間
    平日は学校帰りにカフェやショップ、スーパーに立ち寄った. 金曜日から日曜日は夕食が家で出ないため、友人と食事をした. 土日には遠くへ出かける者が多く、自身はホストマザーと近所の丘に登ったり 庭園に行ったり、ロンドンへ旅行をした. 現地の学生とホームパーティも行った.
 
6)さいごに
   日本に帰国して今一番感じることは、"英語を使うことへのためらいが無くなった" ことである. より英語が身近に感じるようになったというか、英語に触れることが心地よくなった、という具合である. この成長は非常に初歩の段階ではあるが、まずはこの段階に登らないと身についていかないのだろうと感じた. ホームステイや学校をはじめ、周りが英語のみの環境に身を置くことが確実に自分に変化をもたらしてくれたのだなと思っている. とはいうものの、まだ私は初歩のステージに立ったにすぎない ここからどう経験を生かし、どう伸ばしていくかが鍵になっている.     最後になるが、我々の異国の地での冒険を温かく支えてくれたエジンバラ大学の先生方、ホストマザー、チャンスを与えて下さった海外留学室の先生方、一緒に走り続けた研修メンバーの皆、そして誰よりも応援してくれた両親へ感謝したい.