【呪術廻戦】アニメ勢による２期 渋谷事変 新エンディングの感想など【渋谷事変】
8/31(木)に呪術廻戦2期第30話が放送され、新オープニング・エンディングが解禁となった。先日オープニングの感想を投稿したのだが、エンディングも大変素敵だったのでこちらも単体の記事にしてまとめていきたい。
※下記より、アニメ呪術廻戦・アニメ放映分の単行本のネタバレ及び、筆者の感想＆考察要素を含みます。※
参考）オープニングの感想はこちら：
■はじめに
オープニングに続いてエンディングもほんっとに素敵だった。本エンディングは非常に刹那的で、どんどんカットが変わっていく。彼らが一緒に過ごす時間や、この年頃特有の時間経過の速さなどが感じられて３人の”青春”の一部を覗いているような映像だった。あっと言う間に大切な時間が過ぎてしまう感じが物凄く伝わってきて、1年ズの仲の良さにほっこりすると同時に切なくもなる。
さて、このスピード感をたっぷり堪能した後に絵も１枚１枚追っていきたくなるのが、オタクの性というのもである。よって、オープニングと同じように低倍速でしっかりと視聴してきた。今回も、画像を引用しながらエンディングで感じたこと等をまとめていく。
■エンディングのあらすじ
映像は、1年ズが渋谷を歩きながらインスタントカメラで写真を撮りながらブラブラしているといった内容だ。最初に恵が出てきて、じっと上辺りを見つめて「ここ一枚撮っとくか...」みたいな感じで徐にポケットからカメラを出してパシャリ。程なくして野薔薇が合流し、体をぐわんぐわん揺らしながら恵の肩に手を置く。たくさん歩いて疲れてしまったのだろうか。野薔薇に肩を押されて「（-.-）」のような顔をしている恵は何とも言えない可愛さがある。そして野薔薇が何やら大きな声を出した後、すごい勢いで虎杖が走ってやってくる。「虎杖！」とか「早く来い！」とかそんな感じの言葉をかけたのだろうか。止まると思いきや、通り過ぎる虎杖。二人も目を開いて虎杖を見ている。そこから３人で日が暮れるまで渋谷の街並みを散策しながら写真を撮りまわった…というのがエンディングの映像から読み取れるストーリーだ。
■1年ズの撮影した写真
渋谷散策で彼らが撮ったであろう写真は下記である。画像の引用元はTOHO animation チャンネルさんに上がっているエンディング映像である。
１）野薔薇が道のガードレールに腰を掛けている
出典：TOHO animation チャンネル, TVアニメ『呪術界戦』第2期「渋谷事変」ノンクレジットEDムービー（URL: https://youtu.be/fR0tqhqM7Yg?si=uaYrRTzad6wIUFEd）より
２）虎杖の足元（右側～中央にかけて指？が写ってしまったのか隠れている）
出典：TOHO animation チャンネル, TVアニメ『呪術界戦』第2期「渋谷事変」ノンクレジットEDムービー（URL: https://youtu.be/fR0tqhqM7Yg?si=uaYrRTzad6wIUFEd）より
３）カメラを構える恵（お店のすぐ横から撮ったような構図）※野薔薇撮影：６）の野薔薇視点
４）トンネルを出る虎杖と恵 ※野薔薇撮影
５）道端でコーラを飲む虎杖
６）お店の横でカメラを構える野薔薇 ※恵撮影：３）の恵視点
７）恵の足元（右側は指が写ってしまって隠れている）
８）開けた通りでポーズを決める野薔薇
９）信号待ちをする虎杖と恵 ※野薔薇撮影
１０）歩く野薔薇
１１）スマホをいじる野薔薇とカメラを構える虎杖 ※恵撮影
１２）外壁の室外機を撮る恵
１３）階段を昇る野薔薇と恵 ※虎杖撮影
１４）スマホをいじる野薔薇？の手元
１５）工事中のような（渋谷駅付近か？）場所で歩く虎杖
１６）電柱と伏黒？の影
１７）夜の駐輪場
出典：TOHO animation チャンネル, TVアニメ『呪術界戦』第2期「渋谷事変」ノンクレジットEDムービー（URL: https://youtu.be/fR0tqhqM7Yg?si=uaYrRTzad6wIUFEd）より
■感想
オープニングとは全く異なるテイストなのだが、なんでこうも一貫して呪術廻戦らしさが感じられるのだろうか。オープニングの赤く暗い色味だったが、エンディングはまさにインスタントカメラで撮ったような独特の青や緑みがかっている。オープニング以上にスピーディーなカットや、歌詞と共に感じられる、このある種の１年ズの青春がどんどん過ぎていく儚さというか…そういった物が流れ込んでくるようなエンディングだった。視聴者的としては、こんなに美しく渋谷が描かれてしまってはこの後起こる渋谷事変が余計にしんどくなりそうである。
写真の間に挟み込まれる街の映像もすごく凝っている。カメラの揺れなどもまるで本当に動画で撮ってきたようだった。とてもお洒落で呪術廻戦らしいなと思った。
１年ズは各々インスタントカメラを持っていたのであろうか。何故渋谷の街を歩きながら写真を撮ろうということになったのかなとか、映し出される写真はそれぞれ誰が撮ったのか想像してみるのも面白いかもしれない。五条先生に撮っておいで～なんて言われて駆り出されていたりして。
あとちょっと思ったのは、恵の撮る写真や写真に収めようとしているものに対して、特にこれと言った根拠はないのだが「恵っぽいな」と妙に納得してしまう。どうせなら綺麗に撮ろうという精神が見えるというか…野薔薇の写真もきちんと中心に彼女を入れてあげていて水平線垂直線がちゃんと意識された写真だなと思うし、外壁の写真を撮っているのもなんだか意外な一面が垣間見えて「へぇ！」となんだかニマニマしてしまう。野薔薇は良さそうな構図とかをバシバシ撮っていそうである。虎杖は大雑把に撮ったり、なんか変な写真を撮影しそうである。こういう言葉以外の情報から、１年ズの内面をより深堀できるのも一興だ。
■歌詞
彼が言った言葉 何度も思い返して 上手く返事できたか？グルグルグルする
いつからか正解を選ぶのが楽になって 本音言う無邪気なペース適当に誤魔化している
だって どうしようもないときでも まだ自分のことを信じたいんだって 気づいてるんでしょう？
きっと 同じような痛みを辿ってく夜がきみにもあるなら just be by your side and give you more than words
give you more than words（羊文学, more than wordsより）
なんとなく、歌詞の「だって どうしようもないときでも まだ自分のことを信じたいんだって 気づいてるんでしょう？」の部分を聞いて下記の台詞を思い出したので掲載する。
虎杖「知ってた？人ってマジで死ぬんだよ」
虎杖「だったらせめて自分が知ってる人くらいは、正しく死んでほしいって思うんだ」（単行本1巻）
虎杖「”宿儺を喰う”それは俺にしかできないんだって」
虎杖「死刑から逃げられたとしてこの使命からも逃げたらさ、飯食って風呂入って漫画読んで、ふと気持ちが途切れた時”あぁ今宿儺のせいで人が死んでるかもな”って凹んで”俺には関係ねぇ”、”俺のせいじゃねぇ”って自分に言い聞かせるのか？」
虎杖「そんなのゴメンだね、自分が死ぬ時のことは分からんけど、生き様で後悔はしたくない」（単行本1巻）
恵「少しでも多くの善人が平等を享受できる様に俺は不平等に人を助ける」（単行本２巻）
恵「…俺はオマエを助けた理由に論理的な思考を持ち合わせていない。危険だとしてもオマエの様な善人が死ぬのを見たくなかった。それなりに迷いはしたが、結局は我儘な感情論。でもそれでいいんだ。俺達は正義の味方じゃない呪術師なんだ。」
恵「だからオマエを助けたことを一度だって後悔したことはない」
虎杖「…そっか、伏黒は頭がいいからな。俺より色々考えてんだろ。オマエの真実は正しいと思う。でも俺が間違ってるとも思わん」（単行本２巻）
恵「虎杖、オマエ強くなったんだな。あの時俺達それぞれの真実が正しいと言ったな。その通りだと思う。逆に言えば俺達は２人共間違ってる。」
野薔薇「答えがない問題もあんでしょ、考えすぎハゲるわよ」
恵「そうだ答えなんかない。あとは自分が納得できるかどうかだ」
恵「我を通さずに納得なんてできねぇだろ。弱い呪術師は我を通せない。俺も強くなるすぐに追い越すぞ。」（単行本７巻）
野薔薇「男がどうとか女がどうとか知ったこっちゃねーんだよ！！テメェらだけで勝手にやってろ！！」
野薔薇「私は綺麗にオシャレしてる私が大好きだ！！強くあろうとする私が大好きだ！！私は”釘崎野薔薇”なんだよ！！」（単行本５巻）
野薔薇「結局助けられる人間なんて限りがあんのよ。私の...人生の席...っていうか、そこに座ってない人間に私の心をどうこうされたくないのよね。......冷たい？ま、アンタみたいに自分で椅子持ってきて座ってる奴もいるけどね」（単行本８巻）
■アニメーターさんの投稿
エンディングに関わったと思われるアニメーターさんの投稿を下記にまとめる。本当に素晴らしいエンディングをありがとうございます。
■さいごに
今回こうやってまとめていく中で、改めて呪術廻戦の魅力に気づくことができた。もう完結まで一生ついていくぞという気持ちだ。来週から本格的に渋谷事変に入っていきそうだが、本編の不穏さとこのエンディングのギャップで心がぺしゃんこになってしまいそうだが、果たして大丈夫なのだろうか。
以上。
