【呪術廻戦】アニメ勢による2期 第30話「そういうこと」の感想など

 8/31(木)に呪術廻戦2期第30話が放送されました。渋谷事変がついに始まりましたね~。アニメで初見の筆者ですが、いつも通り感想などをまとめていきたいと思います。2期からは毎話感想をまとめていますが、過去のまとまった考察記事は下記からご覧いただけます。

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※下記より、アニメ呪術廻戦・アニメ放映分の単行本のネタバレ及び、筆者の感想&考察要素を含みます。※

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参考)単行本で言うとどの部分か?

 単行本8巻 第64話 そういうこと、9巻 第79話 これからの話、10巻 第80話 宵祭りp.19までが第30話「そういうこと」の範囲。

ファーストインプレッション

 とんでもなくやばすぎて、正直なところ前半あんまり内容が入ってこなかった。凝った作りのミミズ人間4のあらすじシーンで、なにこれぇ…となり、知らないキャラの登場で誰ぇ…となり、1期24話で見た東堂&冥冥の推薦シーンでこれ知ってるやつ..!となり、突然始まる卓球…。混乱も混乱である。東堂の説明台詞も一生懸命聞いていたが、右から左であった。そしてここでアバン終わり、オープニングになったのだが…んまー暗い!かっこいい!細かい部分は後述するとして、特に真人がスキップしながら電車で人を襲うシーン、東堂がネックレスに口づけるシーン、サビ前の虎杖→宿儺に代わるとこ、掌印部分、最後の夏油→五条からの皆の集合絵(と七海が襟を正す仕草)が印象的だった。めちゃくちゃかっこいいしお洒落でテンションも爆上がりである。

 Aパートは1年ズにほっこりして心が癒され、虎杖の株は爆上がりした。Bパートは一気に不穏な空気に変わる。気になっていた内通者の話の核心に迫る雰囲気で「おお!!!」となり、内通者の一人がメカ丸と判明して「メカ丸なんだ!!!!」となった。歌姫もショックだろうなと思いつつ、メカ丸の術式を聞いているとめちゃくちゃ強くてびっくりし、歌姫らがメカ丸に対峙しようと扉を開けるももぬけの殻。代わりにメカ丸の前に現れたのは夏油&真人。そのシルエットが見えたとき「きた!!!!!!」と気持ちがグンと上がり、久しぶりのこの2人の並びに思わず拍手(筆者は夏油と真人も推している)。夏油は胡散臭さ顕在で、縛りを破ろうとする真人を諭す。今回、渋谷事変1話目でバトルはまだないかな~~?なんて思っていたが、メカ丸…もとい与幸吉と真人のバトルが始まってまたぶち上がるテンション。そこからはこれPVに出てたやつだ!とか真人楽しそう!とか、夏油ムカつくな~とかそんなんばかりである。そして拳をギュッと握ってメカ丸がんばれと思ったところでエンディングであった。エンディングもま~~~~実写かな?と思うような作りで、青春の儚さを感じられた。総じて、「すごい」に尽きる走り出しだった。今書いているのは午前2時だが、あまりの感激に目もギラギラである。

■オープニング

 物凄くかっこいいオープニングだった。詳しくはこちらの記事で述べているので、お時間あればぜひ。オープニングだけでも、渋谷事変でかなり物語が動くであろうというのが分かるし、いろんなキャラの背景やドラマが見れそうで楽しみな気持ちで溢れかえる。

 ただやはり気になるのは、呪術廻戦ってもしかして結構キャラが亡くなるパターン多いのではということである。筆者は正直こういう類の作品にはあまり触れてこなかったので、そういう作品と言えば進撃の巨人くらいなのだが…もしかして進撃の巨人と同じくらいか、あるいは日常パートやギャグパートが自然に入り込んでいる分、呪術廻戦の方が心を抉られるかもしれない…と怯えている。オープニングから不穏な空気をバシバシに感じるのだ。嫌だなぁ…。

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エンディング

 エンディングも個別の記事で感想を述べているので、よろしければリンクから。1年ズのこの尊い時間が永遠に続いてほしいものだ。

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ストーリー構成

 冒頭は八十八橋の任務から帰った後の1年ズだった。原作通りだと東堂がラケットとボールを持って出てきてしまうが、過去編が終わってからの流れを考えると流石に唐突すぎたのか話の順番を変えたと思われる。1年ズがそれぞれの目的のためバラけるが、残った虎杖と野薔薇の会話や、虎杖の見たい映画がミミズ人間4であること、そしてそのあらすじを述べるところはアニオリ。そこから第24話の最後に描かれていた東堂&冥冥の推薦申請シーンを振り返り、卓球が始まる。さらに場面は野薔薇視点へと転換し、小沢が声をかけるところまでがアバン。OP開けAパートは原作通り進んでいき、最後1年ズが3人で歩いているところの会話の一部がアニオリ。CM挟んでBパートからは9巻の内容に移り、以降は原作通りのストーリー構成だった。

シーンごとのメモ等

・アバン:任務後の1年ズの過ごし方

 開幕早々の1年ズに心がほかほかになった。伏黒は直帰し、虎杖が「映画みるけどどうする?」と野薔薇を誘う。そこから謎に丁寧なミミズ人間4のあらすじが始まる。MAPPAさんの遊び心なのか、何か意図したアニオリなのかはまだ不明だが、やたら作画が綺麗で困惑した。虎杖役を務める榎木淳弥さんの台詞もめちゃくちゃ早口で、アフレコの時どう思ったんだろう…と気になってしまう。

虎杖「博士の実験で産まれたミミズと人間の融合体、強化ミミズ人間が産まれちゃうんだってぇ!!

 

「僕はもう人間じゃないから」

あなたは誰よりも人間だわ

「怪物だ!殺せ!」

「ケビンやめて!殺したら私達が怪物だわ!

 過敏なアニメ勢としては、なんだかこのミミズ人間にも含みを感じてしまう。何故かと言うと、1期で順平と真人が初めて出会ったのもこのミミズ人間繋がりだったからだ。そして真人が映画館に現れる前、博士と思しき人物が下記のようなことを言っている。

「私は長年医者として人の命を救う仕事をしている」

「たくさんの命を救う中で一つの疑問を・・・・」

「人間の命の・・・は果たしてどこにあるのか」

「私は気づいたのだ魂の形こそ肉体を作るのだと」

「さぁ完全なる人間の創造を!」

真人「いつだって魂は肉体の先にある。肉体の形は魂に引っぱられる。治癒じゃない己の魂の形を強く保っているんだ。もう分かったでしょ、俺の術式は魂に触れその形を変える」(単行本3巻)

漏瑚「人間は嘘でできている。表に出る正の感情や行動には必ず裏がある。だが負の感情、憎悪や殺意などは偽りのない真実だ。そこから生まれ落ちた我々呪いこそ真に純粋な本物の”人間”なのだ。偽物は消えて然るべき」(単行本2巻)

 上記の通り、完全に呪霊側の理念が含まれているのだ。そしてここもアニオリ。これは…意図したものとしか思えない。ということで、筆者は今話のミミズ人間4も何かしらストーリーに関わってくると予想する。

・アバン:東堂&冥冥

 第24話でも出ていた東堂&冥冥の1級術師の推薦シーンを振り返り、唐突に卓球が始まる。このような謎シーンも気合が入った作画&演出なのが逆にシュールだ。ラケットを取り出す動作や、サーブを打つまでの所作、打ち合い部分、転がるピンポン玉の描写等の一つ一つがとても凝っていて、「なんだこれ」と思いながら頑張って東堂の台詞を聞いていたが、正直初回は頭に入ってこなかった。前の1年ズのシーンだけでも胸がいっぱいいっぱいだったのに、そこへ更に大好きな東堂の登場、そして強烈なアニメーション、唐突な卓球等々…情報過多になってしまって頭が働かなくなってしまったのだ。リアタイ時は、やった東堂だ!卓球だ??冥冥の髪型かわいい…くらいのテンションだった。要するに、東堂は虎杖の昇格任務へ付いていきたいけどシステム的に無理だったという話らしかった。

・アバン:野薔薇&小沢

 まだオープニング来ないんだ!とドキドキしながら迎えたのは、歩きながらタピる野薔薇に話かける小沢であった。さっきも出てたけど誰?!とやや混乱。

野薔薇は紙袋を3つ程持っていて、お買い物も順調に進んでいる模様。原作ではジバンシィの新作を試してから街をぶらぶらすると書いてあったが、新作コスメは買えたのだろうか..なんて考えてしまう。超蛇足だが、1期第3話で野薔薇がロッカーに荷物を預けるところをよく見てみるとLouis Vuitton(ひと昔前ver.)と思しき紙袋があるので気になる方は見てみて欲しい。そしてこの後オープニングなのだが、リアタイ時のテンションぶち上がり感といったら…。ほんとかっこいいオープニングである。

・Aパート:1年ズの日常シーンwith小沢

 癒したっぷりで最高だった。呪術廻戦はギャグシーンもエッジが効いてて魅力なので、渋谷事変初回で見れて感無量である。(というか今後まとまったギャグシーンは来るのか…?)作画が崩れるところや、そこからの野薔薇が伊地知に電話するとこ、キレ顔でやってくるも小沢が虎杖を好きと聞いた瞬間に前のめりになる恵、小沢に虎杖情報を提供する恵、虎杖を召喚する野薔薇…あって秒で小沢と気づく虎杖(見てるこちらもクゥ~~~ッ!となった)、映画に向かう3人…尊いシーンだかりだった。恐らく、ここと第24話のラスト(野薔薇が虎杖に「一個でも落としたら殺す」と言っていた辺り)が繋がって、五条の呼び出しを受けて第29話のシーンへと繋がっていくのだと思われる。だんだん時系列が明確になっていく、面白い構成だな~と思った。

 若干気になったのは、回想シーンが丁寧が故に後の話で小沢が絡んできたりするのでは…と思ってしまった。それも悪い方向で。「虎杖くん以外の男の子は嫌い」「私は私が嫌いな人たちと同じ尺度で生きている」で小沢の影が揺らめくところに妙な不穏感を感じてしまう。「愛ほど歪んだ呪いはないよ」と五条も言っていたことだし。

・Bパート:歌姫との極秘任務

 ここから一気に空気が変わる。五条の言っていた極秘任務がこの件と思われる。長いこと気になっていた内通者の話が出てきて、「おぉ!?」となった。そして特に勿体付けることなく、メカ丸が内通者と明かされる。ここも、歌姫に言わせるのではなくて別時間軸の三輪が、メカ丸を呼ぶところを使ってるのがまたお洒落だな~と思った。そしてまた歌姫ら視点に戻る。暗い鬱蒼とした建物内を歩く姿からはホラー要素を感じてちょっとドキドキしてしまった。メカ丸の能力も明かされ、めちゃくちゃ強いじゃんと驚いた。歌姫らが侵入した時には既にメカ丸は既に場所を変えており、すれ違いとなってしまう。逃亡したことが疑いから確信に変わった瞬間だ。歌姫も複雑な気持ちであろう。

・Bパート:メカ丸と夏油&真人

 代わりにメカ丸の前に現れたのは夏油と真人だった。ここのBGMが不穏な和テイストの曲ですごく夏油に合っていてよかった。夏油と真人は呪術のキャラの中でも好きなので、やったー!と思わず拍手。真人の無為転変ってそういう使い方もできるのかと感心。「手伝う?」「やーめーて、俺の玩具だよ」のやり取りも非常に最低でよい。真人は本当に楽しそうに戦うよな~としみじみ。島崎信長さんの真人には毎回感嘆してしまうが、ちょっとした息から戦闘ボイスの1つ1つまで全てが本当に「うわ~真人だ」となる。今回一番好きな戦闘ボイスは「えいー!」である。櫻井孝宏さんの胡散臭い演技も素晴らしい。全部見透かしてますよ~全部想定通りですよ~どうせ逃がさないので精々抗ってどうぞ~みたいなのが染み出ている。中でも「どーぞ、お気になさらず^^」はアニメでも原作でも神経を逆撫でしてくる。そしてこの辺りのロボットアニメ感。以前PVやオープニングの感想をまとめた時に「なんだこの巨大な化け物」と思ったのがメカ丸だったことが判明した。完全敵だと思ってたし、あんなの渋谷に来たらヤバいでしょうと思っていたので安心(?)した。さて、メカ丸が今まで縛られていた17年5か月6日という時間をどう戦闘に活かしていくのか、ちょっと怖くもあり楽しみである。対真人戦としては相性はいい方だと思うが、如何せん真人だし夏油もいるしで劣勢もいいところなので本当に次回が怖い。ちなみに次回第31話のタイトルは「宵祭り」である。平たく言えば前夜祭。つまり2018年10月30日の時間軸であろう…。夏油らにとっての前夜祭ということと予想できる。予告を三輪が読んでいるのも不穏臭ぷんぷんである…メカ丸生きてくれ~~。

出典:TOHO animation チャンネル, TVアニメ『呪術界戦』第2期「渋谷事変」ノンクレジットOPムービー(URL: https://youtu.be/5yb2N3pnztU?si=d5qCu87WR5445kct)より

考察など

・内通者について

 歌姫の台詞からすると、夏油らと通じているのは2人以上で、今のところ学長以上の上層部に1人以上、およびその上層部へ情報を流している者が一人以上いる可能性が明かされた。そして今回明らかになった1人目は、メカ丸(本名:与幸吉)である。以前記事でまとめた際は、京都校では加茂・メカ丸、他は冥冥が怪しいと述べたが、学長以上の候補者は今のところ当てがない。というかそもそも学長以上のキャラは、夜蛾と楽巌寺しか知らない。天元も学長以上とカウントできるのだろうか?とにかく、残る内通者は一体誰なのか引き続き注目していきたい。

歌姫「多分呪詛師と通じているのは2人以上1人は学長以上の上層部、コッチは私じゃどうしようもない。もう1人、その上層部に情報を流している奴がいる。それが今回の標的。まだ容疑の段階だから捕獲後尋問します。」(単行本9巻)

歌姫「この地下にメカ丸本体、与幸吉がいます。あの子が怪しいんじゃなくて、誰も怪しくないから消去法でメカ丸なの」(単行本9巻)

参考)以前内通者について述べた記事は下記から。

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・呪縛

 夏油らとメカ丸の縛りがあったように、今後のストーリーにおいてもこの「縛り」というシステムはより重要になりそうである。特に気になるのは虎杖に関連する縛りだ。今のところ虎杖は宿儺と縛りを結んでおり、宿儺がいつどんなタイミングで行動を起こすのか、何のために「契闊」を唱えるのか等々気になることは多々ある。また、虎杖がこれ以上縛りを科せられることがないとも言い切れず、特に夏油らから何等かの契約が提示されたりせぬか心配だ。意図的に縛りを相手に破らせる…なんてのもあるかもしれない。あの夏油ならやりそう。

 ちなみに、”京都校の人間には手を出さない”という条件を破ったペナルティはどうなるのだろう。夏油は罰の不確定さ危惧していたので、この辺も具体的に先手を打っていそう。となると、この約束を破った際の対応も事前にすり合わせしていたのかもしれない。

メカ丸「遅かったな、忘れられたかと思ったぞ」

夏油「そんなヘマはしないさ。呪縛の恐ろしさは君が身をもって知っているだろう

真人「相変わらずカビ臭くてやんなるね、もう敵なんだからちゃっちゃと殺しちゃおうよ」

夏油「まだ駄目だよ真人」

夏油「私達に協力し情報を提供する、その対価として真人の“無為転変”で体を治す。そういう“縛り”を私達は彼と結んでいるからね、殺すのは治した後だ。彼には渋谷でも働いてほしかったけど仕方ないね」

メカ丸「“京都校の人間には手を出さない”先に“縛り”を破ったのは貴様らだろう」(単行本9巻)

真人「勢い余って芋虫にしちゃいそう」

夏油「真人、他者間との”縛り”は自らが自らに科す”縛り”とはわけが違う。その違いの1つに“罰”の不確定さがある。自分の中の“縛り”は破った所で得たモノ…向上した能力などを失うだけだが、今回は駄目だ。”縛り”を破った時、私達にいつどんな災いが降りかかるか分からない」(単行本9巻)

参考)虎杖に関わってきそうな縛りについては下記の記事でも述べている。

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・メカ丸(与幸吉)vs真人&夏油

 正直言って、メカ丸はかなり厳しい状況と言えよう。メカ丸は全てとは言わないにしろ夏油たちの情報を知っている者であり、元々情報収集にも長けた術者である自らのアドバンテージを確立させるために綿密に計画立てている夏油が、こんなリスク(=メカ丸)を見過ごす訳がないのだ。用が終わって敵となるなら徹底的に対処するとしか考えられない。良くて拘束、最悪始末するかのどちらかであろう。先の台詞からすると後者で対応してくると思われる。

 夏油とメカ丸の縛りがどういうきっかけで、どちらから持ち掛けたものなのかはまだ分からないが、夏油はメカ丸が身体の自由を得た後に自らの敵となることも見据えて縛りを結んだと思われる。策士な胡散臭い夏油が、自らが不利になるような縛りは結ぶと思えないからだ。利害の一致とは言うものの、夏油にとっての”害”は全然痛くも痒くもないのであろう。手のひらでころころ転がされているな~という感じだ。

 また、これまで出てきた情報を加味するとメカ丸にはフラグが立っている。上記と下記の要素で、メカ丸の今後については覚悟して見なければならないと思われる。次回以降が怖い。

 ・オープニングで一人だけ影がかかるメカ丸(アニメ1期2クール)

 ・京都校の仲間に会いたいと願っている

 ・三輪に特別な想いを抱いているような描写がある

 ・キービジュアルで目線が下がっている

 メカ丸は客観的に見ると「内通者」でしかないが、その行動理念は「京都校の仲間に自分の姿で会いたい・一緒に過ごしたい」、その一心なのだと思う。三輪が本体がどこにいるか分からないと言っていたが、仲間たちはメカ丸の本名すら知らないのではないか。恐らくメカ丸が自分と縛りを結ぶように仕掛けたのも夏油だと思うが、本当に相手が悪すぎるよなと悲しい気持ちになる。メカ丸がどういう算段で夏油と契約したのかも興味深いが、「仲間に会いたい・一緒に過ごしたい」という気持ちを仮にベースにおくと”夏油と糸を引いている全ての敵を何とかできる”という確信がなければこの縛りは余りに危険すぎる。彼にとっても、彼の仲間にとってもだ。流石に、会いたいと思っている仲間を死の危険に晒してまで自分の身体を戻してほしいと願うような人柄には思えないが、何となく…まだ彼は学生で、考えや行動が未熟であるという点すらも夏油に利用されているような気がしてならない。ただ仲間に会いたいと思って行動したことが、かえって仲間を危険にさせてしまった…という事態がもうそこまで迫っているように感じた。

メカ丸「(”帳”が降りてる…夏油だな…俺を閉じ込めるだけじゃない。電波も絶たれている…)」

メカ丸「五条悟のようにはいかないな(そう、俺の勝利条件は五条悟だ)」

メカ丸「(どんな手段でもいい。五条悟と連絡を取り、渋谷の計画を伝える。そして保護してもらう。)」(単行本10巻)

・メカ丸と夏油

 メカ丸がいつ夏油と出会ったのか、どういう縛りを結んだのか等も非常に気になるところだ。また、メカ丸は呪術廻戦0にて夏油の起こした百鬼夜行の対応を京都校の皆と遂行したはずだ。明言されてはいないものの、京都校の皆は百鬼夜行は夏油という呪詛師が仕掛けたということを知っているはずなのでは…?そうなると夏油がその後どうなったのかも何となく察していると思うのだ。となるとメカ丸は死んだはずの夏油のことをどこまで知っているのだろう。もしかしたら、筆者が疑問に思っている夏油の不可解な点についても何等かの情報を得ている可能性もある。まぁ、メカ丸が夏油のことを元々認知していたとしてもそうでなかったとしても、夏油にとっては呪術師たち(特に高専関係者)に存在を知られることが自身のアドバンテージを下げることになるので、どちらにせよメカ丸に倒されるつもりも逃がすつもりもないと思われる。

・虎杖&東堂vs真人

 オープニングを見る限り、いつかやってくるこの真人戦。(逆に言うと真人がメカ丸との戦い後”生きている”ことになるので、メカ丸に残された唯一の生存ルートは真人と夏油から逃げ切る以外ない。)よくよく画像を見ると、虎杖の顔には傷一つない。一方、PVで虎杖と脹相が戦っているシーンでは虎杖は顔に切り傷を負っている。ということは、時系列的には真人→・・・→脹相となることが分かる(誰かから治療を受けていない前提だが)。真人戦後に虎杖は生存しているが、真人のことは祓えたのであろうか。だいぶ先の話かもしれないが気になる。

出典:TOHO animation チャンネル, TVアニメ『呪術界戦』第2期「渋谷事変」ノンクレジットOPムービー(URL: https://youtu.be/5yb2N3pnztU?si=d5qCu87WR5445kct)より

■アニメーターさんの投稿

 関わったとされるスタッフさんたちの投稿を下記にまとめていく。

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以上。