【進撃の巨人】まだ何も知らなかった頃の感想&疑問点 ※ファイナルシーズン1クールまでの内容

 明けましておめでとうございます。今回は進撃の巨人についてです。進撃の巨人も2021年に観始め、本当に出会って良かった作品の1つ。いつかブログにまとめたい~と思っておりまして、去年の8月にガーッとまとめたはいいものの、半年以上放置していました。本当はファイナルシーズン2クール目が始まるまでに投稿するぞ!と意気込んでいたのですが…。言い訳をすると、進撃の巨人は観返すのにもまとめるにもエネルギーが必要な作品なので…。

 もう既に再始動してしまっていますし、今読むと「これもう明らかになってるぞ」という部分もあるのですが、まだ何も知らなかった頃の自分の思いはそのまま残しておいた方が面白いだろうと思ったので、下記に載せてみようと思います。

 

以下、2021年8月6日の自分のメモより。※メモなので大変お粗末な文章です。※

 

感想:
・とても精神的に消耗する作品だった色々と考えさせられる。

・ずっと暗くてしんどい。地獄。だが、皆がそれぞれの正義に基づいて必死に戦って進んでいる。最後まで見届けないとキャラ達が報われない気がして、頑張って見進めた。

・残酷な現実の中で何かに縋って希望を見て生きている、その泥臭さや人間臭さよかった。
・どこ感情に感情を置いたらいいか分からない。誰の立場になっても理解できる。皆それぞれの環境/事情に影響され、自分の思う“正義”を信じて行動している。

・友人に「シリアスだけどギャグもあるから大丈夫だよ」と励まして貰ったが、話が重すぎてギャグをギャグと認識することすら儘ならない。進撃のギャグを笑えるようになるには、まだ自身のレベルが足りていない…。唯一ちゃんと笑えたのは、リヴァイの紅茶の飲み方くらいである。このブログを書くために今アニメを再度見直していて4週目くらいなのだが、やっとちょっとずつギャグ?に微笑むくらいの余裕が出てきたが、むしろギャグが一時の休憩に過ぎないことを分かっているので、今も尚思いきり笑えない。辛い。
・お化け屋敷いるような作品だった。OPやED、主人公サイドの眼が怖いくらい曇ったり、激情に走ったり…。通常、主人公サイドに想いを入れがちだけど、どこか不穏で違和感が拭えない。でも気持ちは分かるし…みたいな。また、「絶対何か嫌なこと起こるでしょう」という雰囲気が続いており、基本ずっと地獄。そしてだいたい嫌な予感、嫌なフラグは全部回収されていく。

・物語の展開がものすごく面白かった。最初は壁の内側という非常に限られた小さな世界でいろんな物語が繰り広げられる。壁の外には人類の”敵”である巨人がいるので、人類は壁の内以外にいるはずがないという認識が刷り込まれる。調査兵団は、人類を巨人から守るために壁外へと赴き、巨人と戦いながらその生態を調査をしている。しかし、実は壁の外にも人類は存在していて、そして巨人は元々人だったことも明らかになる。狭い視点から広い視点にどんどん変わっていき、また色んな立場の人間も出てくる。最初は敵だと思っていた巨人は実は元々自分たちと同じ人間であったと。真実が明らかになったとは言え、一体何のためにたくさんの命を犠牲に戦ってきたというのであろうかと。なんという無情感。(しかもだ、その巨人化させられた人間は壁内人類と同じ、エルディア人という一民族なのだ。なんてこと…)そして、壁の中(=パラディ島)に住むエルディア人を根絶させようとしている敵もまたそれぞれの正義や立場があってそうしている。それぞれ苦しみ、辛い思いもしている。ファイナルシーズン辺りになってくると、正直誰の気持ちになって見ても辛くて、どうしたらいいのか分からなくなってしまう。過去のEDに「立ち位置が変われば、正義は牙をむく」という歌詞があるが、本当にそれなのだ。


■心に残った部分:
・1話のお母さんが襲われるシーン
 進撃を見るのは諦めようかと思った。怖すぎる。残酷すぎてトラウマである。後の展開考えると、覚えとけよ~みたいな意味合いもあったのかもしれないが、惨い。第1話にして進撃を見るハードル高くなった。

・「みんな何かの奴隷だったのだ」という台詞
・49話ED!トラウマ!
 本当に怖かった。深夜に観ていたので余計に。思わずコマごとに止めてみたが、正直二度と見たくない笑
兵長の紅茶の飲み方
・リヴァイ兵長がエルヴィン/アルミンの命を選ぶシーン
・食事のシーン(全体的に)
・サシャが亡くなった後のストーリー

 

疑問点:

 今冬ファイナルシーズンが再始動し完結まで描かれると思うが、今回進撃の巨人についてまとめようと思ったのも、それまでにどんなことを感じて、どんな疑問を持ったのか整理したかったためである。下記にファイナルシーズンの話までをインプットした状態で何が一体疑問点なのかをどんどん綴っていこうと思う。(順不同)

・第一話のエレンの夢の謎

フラッシュバックのような映像に、1話の“最後”に迎えるはずのシーン(=お母さんが巨人に食べられるシーン)が入っている。 

何故先のシーンが入っている?他のカットはなに?風車っぽい町もどこ?誰が見たシーンなのか?エレンは何に泣いているのか?

進撃の巨人継承前なのに何故過去と思わしき記憶?が含まれるのか。何故未来のお母さんの死の場面が夢に出てきたのか…。

タイトル→お花→巨人?が口を開けて人を襲っている→男性らしきひとが巨人に持ち上げられている→風車の町→その町に巨人が出現してる→巨人のカット→暖炉と王族の男性らしき人の人形?それとも遺体(右前腕と頭部がない)?→女の子のベッドっぽい場所で窓開いてる(お人形など散乱してる)→調査兵団っぽい人達が巨人の森?っぽいところで倒れている→亡くなってしまったであろう誰かの目。蜂?がいる→エレンの母を食らったダイナの口元→エレンママ持ち上げられるシーン→エレンが悪夢から寝覚める

エレン「すっげえ長い夢を見てた気がするんだけど...なんだったけ...思い出せねえな」

ミカサ「エレン、どうして泣いてるの」

・エレンの父グリシャ・イェーガーの治療した流行り病とは?

第一話 ハンネス「前に先生が、流行り病からこの町を救ってくれた…先生には頭が上がらねえ」

本当に偶然流行った病なのだろうか?グリシャは壁の外の世界(エルディア帝国)から来た医者であり、巨人の力(=進撃の巨人の力)を宿した者である。アニメで公開されている範囲でも、グリシャがどのような想いでパラディ島を巡り、壁の中の世界で過ごしてきたのか描かれていないので単なるエピソードなのかもしれないし、何等かの意図があってその病を流行らせて自身で治療したという可能性も考えられる。

・三重の壁の正体は?

物語の起点である”世界”には、人類を巨人から守るために3重の壁が設置されている。またそれぞれ、「ウォール・マリア」、「ウォール・ローゼ」、「ウォール・シーナ」という3名の女性の名前が壁に付けられている。筆者はこの3名は王族の娘たちであり巨人であったのでは…と考えている。理由だが、2期のEDの映像を見ると、母親?と思わしき女性を囲んで3名の女性がその肉塊を摂取しているようなシーンがある。(なんてグロテスクなシーンなのだろう…書いててしんどい)これは巨人の力の継承のシーンなのではと思っており、さらにこの母親と思われる女性が始祖ユミルなのでは?と超憶測で想像している。ちなみに、このシーンには壺のようなものがあちらこちらにおいてあり、見間違いでなければ壺は6つ。そして壺ではないが、3名の女性が持っている3つ分…合計すると9つあるのだ。ちょっと強引かもしれぬが、巨人の能力と同じ数である。大変意味深で興味深い…。後述するが、巨人の能力が如何にして生まれたのか…その辺りのストーリーもファイナルシーズンで回収されるといいなと思っている。

・鳥を印象的に描く意図は?

1期の1話目やファイナルシーズンの第一話目を始めとし、鳥が飛ぶシーンがよく出てくる気がする。鳥が空を飛ぶ姿は一般的に「自由」を象徴する。エレンの進撃の巨人が自由を求めているというのも加味すると、何か意図があるように思えてならない。また、改めて見て思ったが、第1話でエレンとミカサが薪を取ってきた後に家に帰ってきたシーンで、母の左に鳥が逆さに釣られているが、ふとファイナルシーズンのOPに似たカットがあることを思い出した。確か、鳥が逆さになって落ちてくるカットがあったはずだ。なんだかすごい目に留まってしまって並みならぬ不穏さを感じるが…今のところ何とも言えない。自由はないというメッセージなのだろうか?とりあえず怖い…!

・エレンが調査兵団に入りたいと知ったときの父グリシャの心情は

第1話で、ミカサはエレンが調査兵団に入りたいという思いを抱いていることを察し、反対する。それを母カルラと父にも伝えると、母は「壁の外に出た人類がどれだけ死んだか分かってるの?」とエレンを叱る。一方グリシャは、「エレン、どうして外に出たいんだ?」と問う。外の世界を知りたいと。ここで誰かが続かないと今まで死んだ人達の命が無駄になってしまうというエレンに、微笑みのようななんとも読みがたい表情で「そうか」とだけ告げる。そして「帰ったらずっと秘密にしていた、地下室を見せてやろう」と言う。全体的に思うが、グリシャのエレンに対する父親としての接し方がどうにも気になる。言葉の返し方や態度がちょっと冷たいというか。なんなのだろうか。違和感がぬぐえない。

・49話特殊EDの意図は?

49話の特殊EDは、3期に起こる例の辛いシーンが巻き戻るような形で埋め込まれてる。

ユミルの民が故の能力の象徴なのか何なのか…単に3期の期待を煽る、いい塩梅のネタバレをしたいが為の演出なのか。

・エレン・クルーガーの台詞の謎

何故エレン・クルーガーは「ミカサやアルミン、皆を救いたいなら..」と言ったのか。知り得ないはずのメンバーなのに…ここも初見の時、脳内のピースが狂った感じがしてとても怖かった。ミカサやアルミンが何やら特別な存在なのか、それとも未来を知っている…?分からない。

・何故ユミルは9つの巨人に分けたのか

そして何故9つの中に始祖があるのか?9つ全部が合わさって始祖になるというものではないのか…と思った。(前述した、EDのカットの先入観があるので余計に)

・始祖ユミルの背景は?

ユミルは元々人間だったのか?王家の一族だったのか?(1話のエレンのフラッシュバックみたいなのの中にあったが、関連している?)

・エレンが進撃する目的は

エレンは自由を求めて戦ってると思うが、誰にとっての自由を求めてるのか。特に、同期は大事に思っているのは分かる。彼らを自由にしてあげたいと思っているのだろうか?

・エレンの心情

ファイナルシーズンのエレンは、ミカサやアルミンをどう思ってるのか?(あんな突き放すような態度をしているが、敢えて自分から距離を置かせようと思っている?)

・継承者の過去を引き継ぐこと

過去の継承者の記憶を引き継ぐというのは、自分が自分じゃなくなってしまいそうだけど大丈夫なのか? 特にエレンは辛くないのだろうか…取り込んでいるのが進撃だけじゃないし。

・エレンに注射をする際のグリシャの心情

何故泣いてたのだろうか。

・座標について

座標という言葉が度々出てくるが、いまいちピンとこない。何かの起点?始祖ユミルに纏わる何か?

※ファイナルシーズンのエンディングやティーザーを見ると、憶測だがあの木のようなもの?が座標なのではないだろうか。女の子がいるが、あれが始祖ユミルなのでは?

ジークの能力

どういう原理でジークは脊髄液で巨人化させられるのか?王家の血が関係していることは何となく察せられる。

進撃の巨人の能力は?

進撃の巨人の能力や特徴は何なのだろう?「常に自由を求めて戦う」のみか?他の巨人に比べて抽象的過ぎやしないか。

・巨人の能力者の余命

何故巨人の能力者は13年で死んでしまうのか?ユミルの呪いとはいえ何故13?

・クサヴァーの言っていた始祖ユミルの接触した何かとは???

EDに女の子と謎の生物が接触してるような表現があったけど、あの女の子がユミル???

・クサヴァーが調べた、始祖の巨人がユミルの民にもたらした影響

「記憶どころじゃない。体の構造をも変えてしまうことができるんだ。600年ほど前、世界の人口が激減する程の疫病が猛威を振るった時代があった。しかし、ある日を境にエルディア帝国からその病は消滅した。当時の王が、始祖の巨人の力を使ってユミルの民の設計図を書き換えたんだよ。まさに私たちユミルの民は、どこにいようと始祖の巨人の一部のようなものなんだ。」

言葉通り、ユミルの民は始祖の巨人の一部なのだろうか?皆ユミルの血を引いている…ということなのか?