【呪術廻戦】アニメ1期時点での疑問等々を書き留める (2021.11.29更新)

 皆さんこんにちは。だんだん寒くなってきましたね。今冬の楽しみと言えば表題の通り、劇場版呪術廻戦0でしょう。来る12月24日の上映に向けて続々と新情報が出てきますね!アニメ1期が終了して半年と1か月が経過しましたが、やっと映画まで残り2か月を切っているという…長いようで短い道のりでした。前回は呪術廻戦アニメ1期の魅力をまとめたのですが、今回はアニメ勢の私が現時点で抱いている疑問点等をまとめておきたいという思いで記事を書いています。もしかすると今回の映画で自身の気になっている点が回収されるかもしれないので、熱意が冷めぬうち・忘れぬうちに綴っていきたいと思います。(先のストーリーをご存知の方はどうか温かく見守ってください。)

※注意※ 下記は、アニメ1期の内容全般及び、劇場版呪術廻戦0に関する解禁情報の一部を含みます。

 2021.11.29追記文:本日、更に情報解禁されましたね!予告動画に出ていた夏油さんのお仲間+2名の名前とCVが公開されました。いや~なかなかの重要情報も含んでいたので、下記内容に追記という形で残しておこうと思います。今回新たに追加したトピックは、表題の横に「★new!」、既存のトピックへ追記したものには「update!」と印をつけておりますので、もしよかったら読んでみて下さい。

■ 呪力の色について

 アニメ1期で確認できた呪力の色は下記。呪術廻戦展の前期にて、呪力の色・形は術者の感情等に左右されるという芥見先生のコメントがあったので、それぞれどういった理由でその色になっているのかについて興味深い。何となく、紫という色が何等かの重要な意味を持っているように思える。ただの直感だが。

①呪術師がよく使ってる呪力:水色(ターコイズブルーっぽい色)

②呪霊がよく使う技(漏瑚、真人など):濃い紫

③ふんどし呪霊の使う技:黄色(ゴールド?炎っぽい色)

④虎杖君の呪力(ふんどし呪霊と対峙し、憎悪や恐怖・後悔を拳に乗せた時):赤

⑤宿儺がふんどし呪霊を燃やした?時:青紫

⑥伏黒くんがふんどし呪霊から指を取った後、消滅するエフェクト:青紫(上記の宿儺の炎?と似ている)

⑦黒閃:黒

⑧虎杖くんが黒閃を打った後の呪力:通常の①よりも少し紫みを感じる

⑨術式順転蒼:①に近い

⑩術式反転赫:赤

⑪虚式茈:紫(宿儺の炎の色⑤に近い 呪霊の紫②よりもうちょっと綺麗な感じ)

■ キャラにある傷について

 東堂、歌姫先生。京都校のこの2名だけ顔に傷がある。傷の形からすると切り傷のように見える。いつ、どの戦いでどういう経緯で受けたのだろうか....同じ戦いで受けた怪我という可能性もある...うーん、とっても気になる。0巻で起こる百鬼夜行で受けた傷かもしれない…とか勝手に妄想している。どうなんでしょうね。

■ 特級呪具 遊雲について

 真希さんが「これを使うのは胸糞悪いけどな」と言いながら振り回していたが、何故胸糞悪いのだろうか。この呪具が元々禪院家の物で、過去何か揉めたとか?昔この呪具で真希さんがピンチに追い込まれたとか?0巻の内容に含まれてるといいな...。(過去の情報を全部0巻に期待する人)

■ 真依さんの今後について

 真依さんの構築術式は、自分の呪力で物質を0から構築するもので、彼女には1日当たり弾丸1つを生成するのが限界と。この技が今後いつ出てくるのか、非常に気になる。何故ならば術者本人に大きな反動を及ぼす上、それだけしても1日たった1発の弾丸にしかならないという、使いどころに悩まれる技だからだ。うーん、なんか嫌な予感がする。

■ 夏油の提案する案について

 夏油が呪霊ズ達に提案している、①五条悟を戦闘不能にすること(獄門彊で封印する)、②両面宿儺、虎杖悠二を仲間に引き込むこと の2条件...これらは計画通りに達成されてしまうのだろうか。まあ、①は起こりそうではある。特級呪物と言っているのでとんでもなく物騒な呪物に間違いないし、それをもう用意してあるため、②よりは①のが先に成功してしまいそうな予感。というか②は、なかなか夏油達にもハードルが高そうである。虎杖くんは言うまでもなく、宿儺はたとえ同じ呪いであっても余程のことがない限り他人と手を組むなんてことはしないように思うし。夏油みたいな人間がうま~いこと言っても靡かないだろうし。なんたって、天上天下唯我独尊ですからね。あんまり考えにくい。なので、スーパー・最強・五条悟先生には悪いが、なんとなく①からやってくるのではなかろうかと。

 ではどうやって五条先生を封印するのか、工夫がたくさんありそうである。そもそも、獄門彊とやらがどんな物で、どんな使い方をすれば対象者を封印できるのか分からないが(モ○スターボール的物なのだろうか?)、少なくとも捉える際には五条先生が全力を出せない状況になっているに違いない。また、それを裏付けるのが下記にて引用している夏油の台詞だ。明言はしていないが、宿儺を刺激して大混乱しているタイミングで狙う...ととれる。まあ嫌な話、最強が故に自分以外の仲間は保護対象というか。そういう部分もあると思うので、胡散臭い夏油さんはそう言った五条先生の立場も上手く利用してきそう。特に生徒たち.....心配です。高専の情報に長けている夏油が、五条の生徒思い※な部分を知っているとすれば、そこも弱点として突いてくる可能性は大いにあるだろう。それと、戦力的にはやっぱり宿儺が五条先生と互角にやり合えるだろうから、そういう意味でも宿儺を利用しようとしているのでは...とも思う。ただ、五条を先に封印したとして、虎杖(宿儺)にどう対応する手立てなのだろうか。夏油のことだから、その辺も抜かりなく考えているに違いない。これはただの個人の感想だが、夏油は五条の封印にこだわっているような気がする。そうだとするとその目的は何だろうか。

夏油「宿儺の動きがさぁ…少し私のイメージとずれる。これは推測でしかないんだけど、おそらく学生の中に宿儺にとっての地雷がいる。それを踏めば、最悪今回の行動すべてが台無しになる。」

漏瑚「先に虎杖だけさらってしまえばいいだろう。どのみち使う駒だ」

夏油「いや、虎杖…宿儺自身も爆弾だ。私たちにとっても高専にとってもね。刺激するタイミングはより混乱が求められるときにしたい。10月31日渋谷。五条悟の封印のために、利用できるものは温存する。

あと少し気になっているのは、混乱のトリガーである。虎杖・宿儺という爆弾を刺激して混乱を招きたい場合、どう刺激するのだろうか。今思い浮かぶのは、伏黒くん...。そして契闊の存在。伏黒くんにちょっかいをかけて宿儺の機嫌を損ねさせたら何か起こるかもしれないし、宿儺が契闊で1分間虎杖くんの身体の主導権を握った時に何か起こるかもしれない。その辺りが混乱のトリガーと関わっていきそうな....予感がする。

 そうそう。少し話はズレるが、混乱を利用するという点では”自分自身”も混乱を起こす要素として認識している気がする。あれだけ「高専に関係者に見られるわけにはいかないからね~」と言って表には出ないように徹底していたので、ここぞという時にしかでないというか。その辺あざとそうですよね~。全部分かってやっているのだろう。

 ※補足)五条が生徒思いであることについて:作品本編では言葉の節々に、生徒の成長を応援し可愛がっているという姿勢が表現されている。具体的にどういう思いを抱いているかについてはアニメや原作には出てこないが、小説「逝く夏と還る秋」には五条先生の生徒に対する思いが一部描かれている。詳しくは小説で確認頂きたいのだが、そこには何故七海に虎杖くんを預けたのか、その理由が述べられている。彼は、宿儺の器や呪術師云々の前に、虎杖くんのことを”虎杖悠二”一個人として捉えており、健やかに育ってほしいと純粋に願っている。そこで、真っすぐな性格の虎杖くんが受ける精神的な負担を案じ、”人の痛みが分かる、情に厚い”七海にサポートして欲しいと考えたのだ。(伊地知さんの言葉を借りると、)普段はちゃらんぽらんな五条先生だが、生徒への思いは誰よりも熱いのかもしれない。こういう部分、かっこいいな~と思う。今後本編でも、五条先生の心理描写が増えていくと嬉しい....。

■ 一年ズのそれぞれについて

・虎杖くん

 ①並外れた身体能力を有する理由

 ②親御さんがどういった方なのか

 ③何故宿儺の器になってしまったのか

 ④物語を通じて、人々を正しい死に導けるのか

 ⑤自分が生きていることでどんな後悔が生まれるのか

・伏黒くん

 ①親御さん(特にお父さん)がどんな人なのか ※後述する

 ②お姉さんの過去そして今後ついて

 ③下記の重要な台詞が今後どう影響するのか

自分が助けた人間が、将来人を殺したらどうする」

「少しでも多くの善人が、平等を享受できるように、俺は不平等に人を助ける

「言っておくが俺は、お前を助けた理由に論理的な思考を持ち合わせていない。(中略)結局は我儘な感情論。でもそれでいいんだ。俺はヒーローじゃない。呪術師なんだ。だからお前を助けたことを一度だって後悔したことはない。」

「俺は自分が正しいとか間違ってるとかどうでもいいんです。ただ俺は、自分の良心を信じてる自分の良心に従って人を助けるそれを否定されたら......あとは呪い合うしかないですよね」

 ④宿儺との今後

・野薔薇ちゃん

 ①過去のこと(特にサオリちゃん)

 ②「自分が自分であるため」にという思いを叶えられるか

 ③東京に来ようと思った具体的な動機

■ 宿儺が何故伏黒に執着するのか

 宿儺が伏黒くんに執着する理由が全く分からない。ただすっごく気に入っていることだけは伝わってくる。伏黒くんの成長を応援しているというか、自分の掲げる何等かの理想に伏黒くんを誘導している?ようにも見える。彼をどう利用しようとしているのか....本当に読めない。宿儺が伏黒くんに興味を持っているのは、影を媒体としている術式であることと、伏黒という呪術師本人への期待が高いこと の2点が主な理由だと思うのだが、果たして影が宿儺にとってどういう利益をもたらすのだろうか。ここを予想するには宿儺の目的などが見えてこないとなかなか難しい。宿儺、何がしたいんでしょう。まあ何かやりたいことがあるにしても、一先ずは自分の意志で自由に動き回りたいと思うのだ。そういう意味で、影を器にして虎杖くんの身体から機種変更するとか?その機種変更に使うための時間が例の”契闊”だったり?うーん、よく分からない。多分物語のとっても大事な伏線だと思うので、楽しみにしておこうと思う。これは全く余談だが、宿儺は人を見る目はあると思う。ちょっと一戦交えただけの五条に「なんだ、貴様が頭ではないのか。力以外の序列はつまらんな。」と、遠回しに実力を認める発言をしている。そんな宿儺が推している伏黒くんだ。これからもどんどん成長していくのであろう。

■ 伏黒くんの奥の手

 「布瑠部由良由良」(以後、布瑠部)と唱えられている技は、アニメ1期でも何度か出そうとしてはキャンセルしている技である....が、アニメ1期の範囲ではまだどういった術なのかまでは明かされていない。ただ、ここぞという時に使う技ということは確実だろう。

五条「君は自他を過小評価した材料でしか組み立てができない。少し未来の強くなった自分を想像できない。君の奥の手のせいかな?最悪自分が死ねば全て解決できると思ってる。それじゃあ僕どころか七海にもなれないよ。死んで勝つと、死んでも勝つは全然違うよ。恵、本気でやれ。もっと欲張れ。」

上記の五条先生の台詞から、この伏黒の奥の手が布瑠部のことだと仮定すると、布瑠部は術師の自死を伴う究極の技なのだと思われる。どういった技なのかは全くもって不明だが、第1話の布瑠部未遂をした時の演出をヒントに妄想をすると、影が対象を捕まえて自分に引き込み、そして自身は自身の影とともに消滅するような...そんな感じなのではないだろうか。自死覚悟の技の存在...これだけで大変嫌な予感がする。使う未来が来ないことを祈る。宿儺、止めてね。でもその宿儺が暴走したら真っ先に伏黒くん、この奥の手使いそうですよね。誰よりも責任感じてるだろうし。第1話時点で、虎杖にもしものことがあったら自分が責任を取ると思っていそうだし。いや...そんな悲しい未来は来てほしくないので芥見先生頼みます。恵ちゃん、生きてね。

■ 夏油の本当の目的は何か update!

 アニメ1期ではラスボス的な雰囲気を匂わせている、夏油。何がしたいのか見えないですよね。何等かの目標に向かって駒を進めているように見えるが、その目指しているものが何なのかが読めない。呪霊たちと手を組んでいるように見えて、「よく言うよ呪霊の分際で...」と見下すような言葉を吐いたりするし。まあ直近では五条先生を封印することが夏油にとって達成したい短期目標のように見えるが、それが何に繋がっているのかはまだ想像もできない。あの胡散臭いお方のことなので、自分が有利になるように都合の良くなるように事を進めるはず。夏油が今までやってきたこと、これからすることを丁寧に追っていけば真意は見えてくるのだろうけど...まったく読めない男である。でもそこが好きです。夏油さんの胡散臭さ大変好きです。

 2021.11.29追記:夏油の目的が「呪術師だけの楽園実現」であることが分かった。筆者は、こりゃ大ヒントだ!と浮足立っていた....が、よくよくアニメ1期のホームページを見ると夏油のキャラクター紹介に同様の記述があった。(灯台下暗しとはまさにこのことである。)呪詛師であるにも関わらず、呪術師にとっての楽園を願っているというのがなかなか面白い。呪術廻戦の世界では、主に一般人、呪術師、呪詛師、呪霊(+呪物)の4カテゴリーに分けられると思うが、その中で呪術師”だけ”の楽園を思い描いているという夏油。裏を返せば現状は呪術師にとっては”地獄”のような世の中であると解釈できる。そう考えると、確かに思い当たる節はある。呪いは人間の負の感情から産まれ、人間を襲う。それを対処するのが呪術師だ。呪術師でない人間(以降一般人とする)は対応する能力がないので呪術師がカバーするしかない。また、呪術師の人口はきっと一般人よりもうんと少ない。そうなると呪術師は心身共にかなり負担が大きいだろうし、命の危険も伴う過酷な職である

 小説「逝く夏と還る秋」で五条先生もこう述べていた。

「呪術師全体のことだよ。呪いの対処ってのは、つまるところ人の負の感情への対処だ。気の晴れない仕事も多くなる。」「呪いを産むのが人である以上、僕が受け持つ生徒たちも、いつかはクソみたいな人間の悪意と向き合う時が来る。」

以上からも、呪術師のハードさが伺える。夏油が”呪術師だけ”の楽園にこだわるのも、何か彼の考えを刺激するイベントがあったからだと思われるが、彼の目的が分かったことでこれまでの謎めいていた行動がほんの少し腑に落ちた。(五条先生を封印したい理由は全く分からないが。)

■ 夏油の戦闘スタイル

 単純に気になる。絶対にかっこいいはず。アニメ1期では自分の手は動かさず、高見の見物をしていたが.....今後きっと戦うシーンも出てくるだろう。体格が良いので物理攻撃めちゃくちゃ強そう。でもあんまり自分の手を汚すようなことしなさそうだな~なんて。そうそう、呪術0のキャラデザで黒い球を片手に持っていたが、あれが夏油の術式に関係するものだろうか?そうだとすると、2クール目のOPはやはり上手く作ってるなと思った。ところであの球はどうやって使うのだろうか。先日公開されたキービジュアルでは、ちょっぴり燃えている…?光を放っているようにも見えるが…。もしや投げてくる?第1話の虎杖の砲丸投げのシーンは伏線だったとか?でもあの恰好で黒い球を投げて攻撃する夏油さんは...正直すごく奇妙なので多分違うと思うが...。

■ まだ術式の分かっていないキャラについて

 アニメ1期の内容では、全く術式について触れられていないキャラがいるので気になる。特に、西宮ちゃん、歌姫先生、赤い水の呪霊、脹相、宿儺、夏油、冥冥、九十九 の辺りは大変興味深い。

※五条先生が「いずれ宿儺の術式が(悠二に)刻まれる」とも言っていたので、やっぱり宿儺についてが一番知りたいところ。

■ 第24話の夏油のナレーション

夏油「明治の始め、呪霊の子を孕む特異体質の娘がいた。身に覚えのない懐妊に始まり、親類縁者からの風当たりは常軌を逸し、彼女は子の亡骸を抱え”ある呪術師”が開いた寺に駆け込んだ。…が、その時点で彼女の運は尽きてしまう。加茂憲倫――多くの呪術文化財と共に史上最悪の術師として名を残す御三家の汚点彼の知的好奇心は呪霊と人間の間に生まれた子の虜となる。9度の懐妊、9度の堕胎。それらがどのように行われ、その後彼女がどうなってしまったのか…一切の記録は破棄されている。呪胎九相図――1番から3番。特級に分類される程の呪物。その呪力の起源は、母の恨みか、それとも…」

 上記の台詞は、物語の重要な部分に関わる内容だと思う。何故かというと、未だ謎の多い夏油が意味深に語っているということ。そして気になるポイントが散りばめられているということ。いろんな伏線が入り混じっている匂いがプンプンするからだ。下記気になる点を記す。

・ 呪胎九相図について

 先の台詞から、この呪胎九相図という呪物は「特異体質の娘と呪霊との間にできた子ども」のことと取れる。そして、加茂憲倫(かも のりとし)が大きく関わったということも分かる。彼の知的好奇心によって九相図が生まれたとまでは明示されていないが、夏油の台詞をやや先入観を持った目で読むと、加茂憲倫が9度の懐妊9度の堕胎に介入しているとも解釈できる。そして呪力の起源が母の恨みかそれとも...と言って終わっているが、それともに続く言葉はなんだろうか。父(呪霊)の…と続くのだろうか。ちょっと情報が足りないので難しい。

 さらに、現時点では1番から3番の血塗、壊相、脹相の3人しかいないが、「9度の懐妊、9度の堕胎」という台詞や、九相図という名前の通り、全員で9人いると考えている。呪胎九相図の説明がされている時、胎児の成長過程の絵が9つ出てくる通り、それぞれの”相”に値する呪霊がいると推測できる。ここで夏油のあの言葉を思い出そう。「9度の妊娠、9度の堕胎それがどのように行われて」つまり、ある程度小児の発達医学に長けた人間が、その女性を被験者として実験したようなものなのでは...。1回目は3週目(1相)とか…惨い!考えるのを止そう。気になるのは、9人いる前提とすると、残りの6名はどんな呪霊なのかということ。既に登場している3人の内2名は、血に関連した術式を有していることはアニメでも明らかになっている。血というと、加茂くんの術式が脳裏を過るが…関係あるのでしょうか…。また、9人全員が同じような術式でないと仮定すると、真人も呪胎九相図の一員という推測もできそうだ。何故かと言うと、真人は人から生まれた呪いだからだ。「俺は人が人を憎み恐れた腹から生まれた呪いだよ」という台詞もあるので、九相図の1人と言われても違和感は今のところないと思う。赤ちゃんっぽいし。(急に適当)

・ある呪術師とは誰なのか

 加茂憲倫ともとれるが、また別の人物の可能性もある。

・加茂憲倫について

 加茂くんの親戚に同姓同名(”とし”違い)の御三家の汚点と呼ばれた術師がいた事実。同じ名前を付けられた加茂くんに託された思いは何だろうか。そして何故汚点と呼ばれたのか。また、先にも述べたが、一体特異体質の娘に何をしたのか。

■ 夏油はどこまで想定通りなのか

 「死んだのであろう?その虎杖悠二とかいうガキは」という漏瑚に対して「さあ、どうかな」と言ってみたり....そして実際虎杖くんは生きていたし。こう...シナリオ通りに進めているような雰囲気をバチバチに感じるのだ。相当準備をしてきて、今まさに計画を実行に移しているような...。彼はどこまで”分かって”やってるのだろう。

■ 虎杖はどこで指を拾ったのか

 虎杖が第1話で取り込んだ宿儺の指は元々、校内の百葉箱に保管されていたものだ。だが、それを伏黒に問われた虎杖は、「あーハイハイ!拾ったわ」と言う。百葉箱から取り出すことを拾ったと表現するだろうか?誰かが意図的に拾わせた可能性も濃厚だ。先ほどの話も考慮すると、そこすらも夏油が仕組んだとか...?

■ 祖父の遺言は呪いなのか?

 虎杖くんが、おじいちゃんの死に際に伝えた言葉について「めんどくさい呪いがかかってる」と表現するシーンがあるが、遺言を呪いと例えて揶揄ったニュアンスで言っているのか、本当に呪いなのかどっちなのか気になる。

■ 五条先生がバチバチに戦ってるシーンが見たい

 今後見られるのだろうか。アニメ1期では、漏瑚戦で比較的ゴリゴリ戦っているようには見えたが、もっと激しい戦闘シーンを見てみたい。先生物理攻撃も強そうだし、とんでもないことになりそう。

■パンダ先輩のお姉ちゃん核とは

パンダ「呪骸の心臓となる核は本来1つ。だが俺の中には3つの核がある。メインの核を入れ替えることでボディをコンバートできる。バランス重視、パンダ核。短期決戦パワー重視お兄ちゃんゴリラ核。そして照れ屋なお姉ちゃん

 パンダ先輩のモードには上記で述べられているように3つあるが、3つ目の「お姉ちゃん」だけ、どういったモードなのかさっぱり分からない。

■京都校のまだ名前の明かされていないメンバー

 メカ丸の「いつか皆と一緒に...」という台詞と共に表示されている、京都校の皆のカット。ここに一人だけ名前も明かされていないメンバーがいる。右から2番目にいる、ブロンド・ワンレンボブの子だ。服装は良いとこのお坊ちゃん風で、品の良さそうな雰囲気だ。表情は無表情でジトーっと見つめるような形で、感情の起伏があまりなさそうなキャラに見える。今後いつ登場するのだろうか。生徒だとすると、何故交流会に参加していないのだろう...1年生なのだろうか?それとも補助監督なのだろうか?まあこのカットに入っているということは、少なくとも今後のストーリーに登場するキャラクターであろう。

■七海と虎杖、そして真人について

 因縁のある3人。今後また戦う場面は来るのだろうか。来てしまったとしたら、七海が心配である。硝子さんの治療を受けたとはいえ真人に1度タッチされているので…。そして真人は虎杖くんに執着していて、いかに彼を苦しませて死に追い込もうかとウキウキしているのだ。ええ、すごく嫌な予感がする。真人やめてくれよ…。

■赤い呪霊

 アニメの公式サイトにも、水の呪霊としか書いていないキャラクター。名前も明かさないのに敢えてキャラクターページに載せるというのはよほど重要なキャラなのでは?と想像。でも、今のところ特段害を成すような描写もないし、どんな能力を持っているかも全く分からない。

■おかっぱ頭の子

 性別も年齢も不詳なおかっぱの子。この子が一体何者で、夏油・呪霊組とどんな関係性にあるのか。気になる。

■呪霊ズが寛ぐ、謎空間

 じゅじゅさんぽでもサッカーをしていたあのリゾート地。一体どこなのだろうか。結界とか?呪力で具現化した世界なのだろうか?まあ毎回思うのは、胡散臭い夏油と呪霊たちが、あんなキラキラした場所でまったりしているのがとんでもなくアンバランス。ちょっと笑いそうになってしまう。

■五条先生には何が見えているのか?

 虎杖を見ただけで「本当だ、(宿儺と)混じってるよ。ウケる~」と言ったり、交流会中に敵が侵入してきた時もどこにどの敵がいるのか把握しているような言い方だったり、物凄い上空から虎杖くんを一目で認知し、「悠二のレベルが格段に上がっている(同時に絵では虎杖の呪力表現有。五条視点と思われる)」と言うし...。意味が分からないくらい視力が良い上に、他人の呪力?を視認できるのだろうか。ただ若干矛盾するのは、呪力は他の呪術師にも見えている可能性が高いということだ。はっきりとは表現されていないが、七海・虎杖が真人の残穢を視認できていたことや、真人の戦闘中における形態変化の前には「呪力のタメがある」と言っていたこと。さらに、メカ丸がパンダに攻撃を仕掛ける際に「核は呪力の最も濃い...ここ!」という台詞を残している。これらから、五条先生でなくても他人の呪力は十分に視認できている可能性がある。それにしても五条先生は、他の人には知覚できていない何かを見ているような気もがする....。重面が逃げた際、遠くにいたはずなのに「歌姫のとこにいたやつの気配が消えた...」と瞬時に察知している場面もあったし。まあざっくり言うと、物凄い情報量を集めることができる且つ、それを処理できる頭をお持ちなのだろう。いやはや...、彼について考える度、毎回ここに収束するが....五条先生は規格外すぎてよく分からない。

■五条先生は何故目元を隠しているのか

 敵である呪いに「見えている」という情報を渡さないようにし、不用意に戦闘を持ちかけられるのを避けるという目的で目を隠すというのは、呪術師にとって至って合理的な考えである。(単行本のおまけページに記載済)だが、五条先生も全く同じ理由で目元を隠しているのかというと、明確にNOと原作に記載がある。つまり、五条先生には”別の理由”があるのだ。また、目元を隠すツールは現状「サングラス」か「アイマスク」の2つ。先生の恰好をしている時はアイマスク、私服っぽい時はサングラスくらいの傾向はあるが、仕事のオン・オフという意図で使い分けているのか、はたまた違う意図があるのか....そこも不明だ。

 目元を隠す理由を筆者が1つ予想をしてみると、五条先生は目元を隠すことで視覚的情報量をコントロールしているのではないだろうか。これは先の「五条先生には何が見えているのか」というトピックでも述べたが、多分彼は人よりも視認できる範囲がめちゃくちゃ広く、更にその広大な範囲から収集した膨大な情報を処理して知覚できている。アイマスクもサングラスもない場合、永遠にその重たい処理を続けないといけないと仮定すると、常時目元を晒すのは負担が大きそうである。そういった理由で、五条先生は目元を隠しているのではなかろうか。

■五条先生は漏瑚が領域展開すると何故予想できたのか

 漏瑚を煽るだけ煽って姿を急に消し、学校へ。「出かけるよ、悠二!課外授業!呪術戦の頂点、領域展開について教えてあげる」と言って虎杖くんを見学のために連れてくる。次に領域展開を仕掛けてくると分かった上での行動だ。とことん漏瑚が不憫である。(まさかサイ○エフェクト?)

■宿儺と五条が戦う時はくるのか

 「(力の全てを取り戻した宿儺に)先生負けちゃう?」と虎杖に聞かれて「勝つさ」と言っているが、実際に戦闘するシーンは今後来るのだろうか...。

■伏黒が過去に看取った人とは

 虎杖が亡くなったとき、伏黒くんは「同期が死ぬのは初めてだ」と言っていた。多分、先輩の中で亡くなった方がいるのだろう。

■脳と呪力の関係について

 真人のせいで異形になってしまった人間について、硝子さんが「脳幹辺りに弄られた形跡がある。(中略)脳と呪力の関係はまだまだブラックボックスだからな」と言っていた。ふと思い浮かぶのは夏油だ。彼の頭には縫い目があるが.....、”脳と呪力の関係”についてご存知なのかしら。

■ふんどし呪霊について

 なぜ似たデザインの呪霊が何度も出てくるのか??そして何故宿儺の指を取り込んでいたのか。

乙骨、秤について

 2年生の乙骨、3年生の秤についても気になるところ。特に乙骨先輩はアニメ1期2クール目のOP・EDに登場している(EDは文字だけ)のに、本編では全くと言っていい程情報がないのだ。劇場版呪術廻戦0の主人公だというのを抜いても、この匂わせるような演出は今後関わってくる重要なキャラクターであることを示していると解釈しても良いだろう。秤先輩は更に情報がなく、下記の貴重な情報をもってしても、「3年生」、「停学中」、「五条が認める程の優秀な生徒」という3つしか分からない。

アニメ1期で知り得る情報

・伏黒「乙骨先輩って、唯一手放しで尊敬できる人がいるが...今海外」

・真希「(2、3年生メインのイベントだが、)3年のボンクラが停学中なんだ」

・五条「皆優秀だよ。特に3年秤2年乙骨、彼らは僕に並ぶ術師になる。」

・五条「秤に乙骨、そっちの東堂。生徒のレベルの近年急激に上がっている。」

・真希「(去年の姉妹校交流会が、)”里香”の解呪前だったからな。圧勝だったらしいぞ。」

・2クール目OPの絵:白い建物に囲まれた場所(ヨーロッパあたり?)で歩いている乙骨

・2クール目EDの絵:机に相合傘で「リカ/乙骨」と彫ってある

 更に、劇場版呪術廻戦0で現在までに解禁された情報は下記。

劇場版呪術廻戦0で明かされた情報

作品概要:呪術廻戦の原点であり、”愛と呪いの物語”。※補足)五条先生の持論によると、”愛”ほど歪んだ呪いはないらしい。(持論って言うあたりが意味深だが、話が明後日の方に向くのでここでは省略。)

乙骨(主人公):

幼少期に里香と結婚の約束を交わすも、里香を目の前で交通事故で失う

・里香が周囲に猛威を振るうので、人との関わりを避けるようになる

誰かと関わりたい/必要とされたいという思いがあり、生きてて良いという自信が欲しい

・呪術高専で保護され、五条との出会いがきっかけで里香の呪いを解こうと決意する

里香:

・乙骨の幼馴染で乙骨と結婚の約束をするも交通事故で亡くなる

呪いとなって乙骨に取り憑き特級カジョ怨霊)、周囲を傷つけるようになる

 キャラデザを見る限りは自信無さ気というか、元々あんまり自己主張しなさそうなキャラクターに思えるが、伏黒や五条にその実力を認められているとなると、とんでもなく強い呪術師なのではないだろうか。彼は戦闘時に長い刀を用い、また里香の解呪前は彼女と共闘するような戦闘スタイルだったと推測できる。予告動画を観ると、ピンクっぽい呪力を刀に纏わせている。こうすることで真希さんが使う呪具のような扱いができるのだろうか。それと多分、里香ちゃんがいなくとも乙骨先輩は激強呪術師なのだと思う。そうでなければあの2人は先のような言葉を残さないだろう。里香ちゃんが特級カジョ怨霊と呼ばれているので、乙骨先輩下手したら特級レベルの呪術師なのでは...。これは....ゴリラ廻戦のゴングがまた鳴りそうですね。

youtu.be

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■アニメ2クール目OPにて、乙骨先輩と一緒にいた人物について ★new!

 2021.11.29に公開された、夏油一派と称されるグループ。公式Twitterは2回に分けて公開していたが、その内の1つが上記。このミゲルという人物、どこかで見覚えありませんか?そう....アニメ2クール目のOPで乙骨先輩と一緒に歩いていた人物とシルエットが酷似しているのだ。(参考:下記の動画の1分10秒~)このツイートを見た瞬間、頭の中が「?」でいっぱいになりました。どういうことなんでしょう?ミゲル1人だけ別でツイートされているのも何か意図がありそうで気になるところ。山寺宏一さんという大御所声優さんをキャスティングしたというのもあるのかもしれないが、かなり重要な人物なのでは?と勝手に想像している。

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■五条は海外へ何をしに行ったのか

五条「やぁやぁ、皆さんお揃いで~!私、出張で”海外”に行ってましてね~、これからお土産を配りたいと思います!」

 姉妹校交流会の直前、五条がこれみよがしに登場したあの場面。とある部族のお守り(呪術廻戦展 後期には、”気味の悪い人形”とコメントされている資料があった)を京都校の生徒に配り、皆に虎杖くんをお披露目したシーン。ちょうど、真人編の時間軸で五条先生は海外に出張に行っていたと思われる。一体どこへ何をしに行っていたのか...。”海外”と言われると浮かぶのは乙骨先輩。彼に会いに行っていたと考えるのは早計だろうか。しかしながら....この台詞の言い方、すごくイライラしますよね~笑 中村悠一さん流石です。この後学長を煽りに行くし。この、人の神経を逆撫でしていくスタイル....これこそ最強五条悟先生。

■呪霊サイドの目的について

 ボスは誰なのか(真人のようにもとれるが違う気もする)という点も気になるし、現在呪霊ズが掲げている思い(「真に純粋な人間は呪いであり、偽物は消えてなくなるべき」)も同様に興味深い。何故なら、人間が消えたら呪い達は困ると思うからだ。呪術師が呪いを払う立場である限り、彼らを壊滅させようと考えるのはまだ理解できるが、自身のエネルギー源である人間を狙う意図がいまいち分からない。

■夏油は何故人の多そうなタイミングを狙うのか update!

12月24日 新宿・京都百鬼夜行

10月31日 渋谷

 夏油の企てたイベントは上記だが、いずれも人々が大勢集まるタイミングだ。ただでさえ漏瑚とか五条先生とか....戦い方が派手なキャラが多いので、そんな人の多いところを狙われたら被害が尋常ではないだろうし、呪術師側も一般市民を傷つけないように戦わねばならないと思うのでなかなかに苦戦するだろう。わざと狙っているとしか思えないので、その意図が知りたいところ。

 2021.11.29追記:先程「夏油の本当の目的は何か」というトピックでも記述したが、現状明かされている夏油の目的は「呪術師”だけ”の楽園の実現」である。単純に考えると、呪術を持たない一般人は「呪いを産み得るが、その対処は自分ではできない人間」という訳だ。ちょっとゲスイ言い方をしてしまうが、呪術師に負担をかけているというのも、ある種事実であると思うのだ。ここからは本当に憶測なのだが、夏油は呪術師の負担を減らすために一般人をターゲットにしているのではないだろうか。若干矛盾するのは、夏油の起こす事件を対処するのも呪術師なので、むしろ呪術師の負担を増やしてるじゃん???というところ。夏油の目的が明確になったため上記の可能性も考えることができたが、正直言うと....今までの夏油の態度や行動を見てもどうにもこうにも呪術師のことを想って実行しているようには見えない......。夏油さん、何がしたいのか分からない...。結局またここに行き着くわけである。

■契闊について

 「1分間虎杖の身体の主導権を握る。ただし、誰も傷つけないし殺さない。」これが宿儺の提示した契闊という契約だ。これだけ見ると宿儺に何のメリットがあるのか全く分からない。どこで宿儺が「契闊」と唱えるのかが楽しみでもあり、ちょっと怖いなとも思う。

■五条先生の瞬間移動

 当然かのように五条先生は瞬間移動めいたことをしているが、あれはどういった原理で行われているのだろうか。第2話の宿儺と対峙している時も平然と使っていたし、対漏瑚戦の時ももちろん、虚式茈を放つ回でも瞬間移動をしてた。もう本当に超人。特級呪術師ってスゴイナー。

■夏油は何故高専関係者に顔を見られたくないのか

 しきりに高専関係者に自分の存在を知られたくないムーブをかます夏油さん。残穢さえも残すまいとする徹底ぶりだ。百鬼夜行で呪詛師認定されているので、捕まらぬように逃走中なのだろうか?

■夏油、高専に詳しすぎないか

 高専に宿儺の指がいくつあるのかや、呪胎九相図がどこに保管されているのか、そして天元のこと。そして帳の実験を仕掛けたあのタイミングも、姉妹校交流会が実施される状況を利用しようとしたと思われるので、かなり高専の情報を持っているように思える。以前高専の関係者だったのか、あるいは内通者による情報提供か。ただ、宿儺の指や呪胎九相図は特級呪物であり、天元の云々も普通レベルじゃ分かり得ないような情報なのではないだろうか。ただの高専関係者では取得できないトップシークレットな内容と思われる。その辺の経緯も後々明かされると嬉しい。

■第21話 野球回ラストシーンの意味

夜蛾「まだ虎杖が嫌いですか」(蟻の行列を見つめながら)

楽巌寺「好き嫌いの問題ではない。呪術規定に基づけば、虎杖は存在すら許されんあやつが生きているのは五条のわがまま。個のために集団の規則を歪めてはならんのだ。何より、虎杖が生きていることでその他大勢が死ぬかもしれん。」

夜蛾「だが、彼が生きているの事救われる命も確かにある。現に今回東堂と協力し、特級を退けた。学生に限った話ではありませんが、彼らはこれから多くの後悔を積み重ねる。(夏油のカットが入る)ああすればよかった、こうして欲しかった、ああ言えばよかった、こう言って欲しかったーー。虎杖についての判断は正しいかどうか正直私にも分かりません。ただーー、今は見守りませんか。」

(へらへらと歌いながら蟻の行列を踏む五条。それに「?!」となる夜蛾&がくがんじ。)

楽巌寺「…夜蛾、お前はまず五条をどうにかしろ。」

夜蛾「むむ…。」(蟻はつぶされておらず、行列はそのまま続いている)

・2名の学長の主張

 楽巌寺は虎杖くんを暗殺しようとしてはいたが、言っていることは理解できるのだ。呪いの王である宿儺が受肉してしまった虎杖という少年は、どんなに虎杖くんが良い子であっても本来ならば直ぐに対処されるべき対象なのだ。だから伏黒くんも第1話で「呪術規定に基づき、虎杖悠二、お前を祓う(殺す)」と言ったのだ(未遂に終わったが)。宿儺受肉後の虎杖くんがこうやって生きているのは、伏黒くんの”私情”そして、五条が伏黒くんの”私情”を飲んだことがきっかけだ。そして東京校のメンバーや東堂を始めとし、虎杖くんを支えてくれる仲間と共に、虎杖くんは宿儺の指を全て取り込むまでの余生を精一杯過ごしている。この最初の私情がどれだけの影響を与えてしまうのか、まだ我々には分からない。だが、今後必ず自分の存在が他人を危険に晒しているという事実に向き合わねばならないときが来るだろう。そうしたリスクはあるが、夜蛾は学生としての虎杖を、学長として今は見守りましょう...そう言っているのだ。今後この波紋がどう広がっていくのかも呪術廻戦のポイントになってくるだろう。

・蟻の行列を踏む五条のシーンについて

 「蟻の行列=集団の規則」と取れ、「それを踏む五条=集団の規則を歪める存在」と考えられるが、実際五条が踏んだ後の蟻の行列は影響を受けずにそのまま進んでいた。(多分無下限)これがどういったことを意味しているのかも気になるところ。虎杖に何かあった際に対応する覚悟はもう固まっているという隠喩なのかもしれない。五条はまだ心理描写があまりないキャラクターなので、彼がどういった思いを抱いているのかまだ読めない。今後分かるといいな~。

・何故夜蛾の発言中に、夏油のカットが入るのか

 夏油のカットだが、あれは夜蛾本人の後悔のようにも取れる。全く関係のない人間をわざわざ台詞に被せて出すとは考えにくいので、夜蛾が夏油に対して何か後悔があったと取れる。となると、夏油が高専の関係者であったという説は濃厚といってもいいのではないだろうか。

■花御の台詞

 「呪術師というのは殊の外、情に熱いんですね。仲間が傷つく度、隙が生じる」と花御が言うシーンがあるが、今後これを利用しないで頂きたいところ。無理だろうな~...。

■オープニングの七海とメカ丸の表現について

 これはフラグとして心を構えとけよというお告げなのだろうか。お葬式感溢れるカットにいつものベージュのスーツ姿で参加している七海。常識人の彼があの場で淡い色のスーツを着るだろうか?1人だけ浮いているような違和感を感じる。そしてメカ丸。真依・三輪・西宮と共に写った写真の内、メカ丸だけにピンポイントで影が差している。結果アニメ1期ではなんてことなかったのだが、初めてこのOPを見たときから、嫌~な感じがするのだ。

■伏黒が陰で生み出した動物たちは他者でも操れるのか

 加茂さん曰く、呪言は言霊であり、音に呪力を乗せている対呪霊に特化した術式とのこと。そんな呪言を操る狗巻先輩が伏黒の玉犬(黒色の方)に「戻れ」と言うと、玉犬が消えるというシーンがある。伏黒の生み出した影たちはそもそも伏黒以外の命令を聞けるのだろうか?狗巻先輩だから操れたのだろうか。

■内通者について

・五条「高専に呪詛師あるいは呪霊と通じてる奴がいる。(略)本人は呪詛師とだけ通じてるつもりかもしれないけど。」

・夏油「報告が入ったよ。壊相・血塗を殺したのは…呪術高専1年――虎杖悠二と…その一派だ。」

・五条「歌姫の周りは何が聞いてるか分からないからなあ。内通者が学生ってのは考えたくないね~。めんどくせぇ。」

 ミスリードに乗っている可能性はあるが、夏油と繋がってる生徒がいるという説が今のところ濃厚そうである。素直に考えると、怪しいのは京都校の生徒たち。(東堂はあんな性格なので、こそこそ何かやるだなんてことはしないと思うので除外。)特に怪しいのは、加茂くん、メカ丸の2名。加茂くんは、生徒の中でただ一人、学長の命令だからではなく”自分の意志で”虎杖を生かしておけぬと考えている生徒である。そして御三家の汚点と呼ばれる加茂憲倫は数ある呪術文化財を残しており、呪胎九相図は憲倫絡みで高専に寄贈されている可能性は高い。加茂くんも彼と家系は一緒なので、なにか知りうることもあるのでは。更に加茂くんは何やらお母さんに対して想いがある様子だ。そこを夏油に付け入られたとも考えられる。何より、加茂憲倫の話を夏油がしていたシーンから、何となく加茂くんと夏油の繋がりがあるように思えてしまうのだ。ミスリードかな。

 メカ丸は、まず本体がどこにいるのか分からないしまだ彼のことについて具体的な情報が明かされていない点が怪しい。そして、天与呪縛によって膨大な呪力を得る代わりに外を出歩けないほど衰弱した身体を持っていて、そこに物凄くストレスを感じている。自分の生身の身体で外に出て、仲間に会いたいという強い願いも持っているので、ここに夏油が付け入る可能性も0とは言えない気がする。

 若干、西宮ちゃんも疑わしいが(空を飛べるというのは俯瞰して状況が見えるし、情報収集にはもってこいの能力だから)、根は優しい子というか...何というか、多分違うのかな~と思う。後、夏油が接触しそうなネタが現時点ないというのもある。

 上記を踏まえて今のところ、加茂さんが一番怪しいかなと思う。あと夏油が”夏油”として内通者と関わっているかも定かではない。何故なら、夏油は高専関係者に素性を知られたくなさそうであるし、過去に百鬼夜行を実行した呪詛師として呪術師界隈では知られているはずだからだ。よっぽどのことがない限り、”夏油”として直接関わってしまうと相手も警戒するのではと思う。まあなんにせよ、この内通者問題も重要なポイントであろう。東京校の生徒が内通者だったらどうしよう。泡吹いて倒れてしまうかもしれぬ。

■伏黒くんと禪院家の関係性について

・加茂「呪術師に歳は関係ないよ。特に伏黒くん。彼は禪院家の血筋だが、宗家より余程出来が良い。」 真依「チッ...」

加茂「十種影法術ーー禪院家相伝の術式の一つ。影を媒介とした10種の式神術。真希や真依にこれが残っていればね…」

・伏黒「小1の時、俺の父親とつみきの母親、それぞれの片親がくっついて…蒸発した。白髪の怪しい男が言ってた。」

五条「君のお父さんさ~、禪院っていういいとこの呪術師の家系なんだけど、僕が引くレベルのろくでなしでお家出てって君を作ったってワケ!恵くんはさ、君のお父さんが禪院家に対してとっておいた最高カードだったんだよ~?ムカつくでしょ!」

伏黒「蒸発資金の謎が解けた。俺は禪院家とやらに売られたらしい。ああムカつくよあんたのそのデリカシーのなさが特に。しかもそのムカつく男が禪院家の件を帳消しにして、俺が将来呪術師として働くことを担保に、俺たち二人の高専からの金銭的援助を通してくれた。」

・伏黒くんのお父さんについて

 上記だけ見ると、伏黒パパは蒸発資金を得るために恵を禪院家に売ったことになる。それだけ恵の持つ術式に価値があるからだろう。ただ、禪院家に対してとっておいた最高のカードとは言うが、最高のカードを手に入れる(=十種影法術を継いだ子どもに恵まれる)のはそう簡単にいくものではないのでは…?伏黒パパはいつか登場すると信じたいが、あの五条先生が引くレベルのろくでなしと言われるとやや恐怖を感じる。一体どんな親御さんなんだ…。というか恵は小さいころからろくでなしの父親と怪しい男(五条)と関りがあったのだな…反面教師でしょうかね、常識のあるとってもいい子に育ちましたね。

・禪院家との因縁について

 伏黒くんと真希・真依の本人たちは上記の事情をそもそも知っているのか...理解しているのか...そこも気になる。伏黒くんに関しては、五条先生がべらべら喋っていそうなので把握していてもおかしくない。また、加茂が「宗家より余程出来が良い。」と皆の前で発言しており、真依が舌打ちをしているところを見ると、真希・真依も知っていそうではある。もし3人が家のゴタゴタを知った上でああやって何でもなく過ごせているとすると、彼らめちゃくちゃ大人じゃないか...。尊い。 

■おまけ ★update!

 これはアニメ1期時点での疑問ではなく、劇場版呪術廻戦0の予告動画を観て抱いた疑問だが、夏油さんが「思う存分呪い合おうじゃないか」と言っている後ろに見たことのないキャラが....。右から、巨大な鳥っぽい生き物、セーラー服女学生、ギャルみのある女学生、そして物凄く変態臭い男性。誰?まあ夏油さんのお仲間だというのは分かるが、なんとも個性が強いメンバーですこと。正直一番左の変な男性が大変気になる...というか強制的にそっちに目が行く。どんな曲者なのでしょうか。楽しみです。 

 あとは先ほども述べたが、五条先生が意味深に「持論だけどね、愛程歪んだ呪いはないよ。」という台詞...!多分...多分、乙骨先輩・里香ちゃんに向けた台詞なのだろうけども、うーん、き、気になる。五条先生本人が今まで見たり聞いたりと経験した結果の持論。どうしてそういう考えに至ったのか。これは映画で描かれるのだろうか?また中村悠一さんの言い方がな....こう、教えてあげるような、つまりは諭すような感じと、五条の過去の経験から来ているであろう”思い”が染み出ているような感じの2つが混じっているように思うのだ。ちょっと自分から突き放すような....何といえばいいか...苦い思い出を消化した後の客観的なニュアンスというか...絶対何かあったのだろうなと思わずにはいられない。非常に気になる。

 2021.11.29追記:今更だが、今回の映画に東堂は登場するのだろうか。呪術の中でもかなり推しているキャラなので、ぜひ劇場版でゴリゴリ戦っている姿を拝みたいところ。しかしながら今のところ公式情報にも京都側のキャラ紹介はないため、仮に出るとしてもほんの少しかもしれない...。ちょっとでもいいので、東堂出てくれんか...。頼む。

伏黒「(東堂...あの東堂なのか。去年起きた、呪詛師夏油による未曾有の呪術テローーー新宿・京都 百鬼夜行。京都の夜行に現れた一級呪霊5体、特級呪霊1体を一人で祓ったっていう...あの東堂。だが、特級に勝てる一級術師はいるにはいる。驚くべきは....。)あんた、術式使わないんだってな。」

東堂「うん?ああ、あの噂はガセだ。特級相手には使ったぞ。」

伏黒「(一級には使ってねえのか!化け物が!)」

 

 細かい部分は多少省略したが、上記が現在アニメ勢である筆者が気になっている事柄の全てだ。きっと映画を観たらまた新しい発見や疑問が生まれるのだろう。兎にも角にも、まずは12月24日だ!何としてでも当日映画館に駆け込み、芥見下々先生とMAPPAさんが手掛けた素晴らしい作品を全身をもってして享受したい。そして是非アニメ2期の制作もお願いしたいところ! 以上。